こんにちは、ミナトミュージックサロンのバイオリン講師、児玉彩霞です。
先日、仕事の合間を縫ってフランスへ行ってきました。留学していた頃は冬でもそれほど寒さを感じていなかったのですが、日本の春の暖かさを経験してから行くと、やはり寒さが厳しく感じられました…。(現地は最高気温7度程!)
お世話になっていた楽器屋さん、先生方にお会いし、友人と演奏し、怒涛のスケジュールでしたがとても有意義に過ごしました。
滞在中、師匠に久しぶりにレッスンして頂きましたが、改めてボーイングの大切さを学ばせて頂きました。
音色を作り、音に深みを出すのは全てボーイングです。肩や腕の力をしっかりと抜き、腕の重さを自然に弓にかけながら指で微妙なコントロールをしていくことにより、楽器がよりよく鳴り、美しい音が完成します。生徒さんにもいつも脱力の大切さはお伝えしていますが、師匠にもこの度改めて楽器をいかに鳴らすかをご指導頂きました。
何事も、常に初心を忘れずに立ち戻ることを、これからも大事にしていこうと思います。
バイオリンを勉強されているみなさまも、どんな難曲にチャレンジしている時でも、ボーイングやスケールなどの基礎練習を大切にしていきましょうね。
番外編
フランスの食文化の素晴らしさも再認識してきました。美味しい料理と美味しいお酒、パティスリー…一日置いたら凶器のように硬くなるフランスパンでさえ、愛おしく感じられました。カチカチになったフランスパンが民家の窓から川へ勢いよく投げられるのを見て驚愕したのも、今ではいい思い出です。